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今月、浜省が社会に対するメッセージを込めた曲を集めたセルフカバーアルバムをリリースした。 1曲目の「僕と彼女と週末に」の冒頭 ♪この地球(ほし)がどこへに行こうとしているのか もう誰にもわからない の歌詞に集約されているように、浜田が80年代に歌で訴えていたことが、今現在の21世紀に現実の問題として起こっている。 環境問題、経済格差問題、そして冷戦時代の米ソよりもたちの悪く先進国の言うことを聞かない中国・インドをはじめとする北朝鮮やアフガニスタン・スーダ ン・パキスタンなどの横柄な国々の台頭。経済格差は、昔は単なる南北問題であり日本には関係ないと思われていたが、現在日本国内にも波及している。 冷戦時代は米ソの緊張感はあったものの、他国は2大国の言うことを聞いてこれが戦争の抑止力になっていた。が、今は違う。 レアメタルや化石燃料が絡んだ政治的対立や民族問題、領土をめぐる論争、核疑惑、自信を持ち始めた新興国の言いたい放題で、国際会議が機能しなくなってき ている。 さらに、資本主義がひき起こす歪と共産主義による表現の自由への弾圧と抑圧、イスラム原理主義による無差別な暴力。 日本においては、沖縄基地問題・安保問題、アメリカとの関係維持と国益確保とのジレンマ。 全て、彼が80年代に歌において提起してきた問題であって、解決するどころかますます悪化の傾向にある。世界は、地球は、無事に22世紀を迎えることがで きるのか? 宗教の教祖のように、この人のことを崇拝する人が多数いる、ということには納得である。 独自の世界観で作られた曲の上で提起された社会問題に対し、答えは誰にもわからない、アメリカ大統領や国連事務総長さえも。 結局、我々の毎日の活動(営業活動、品質・生産性向上活動など)は金儲けのためでしかなく、環境に優しい製品作りとかエコ製品とか言っているが、それは偽 善的なものである。 “偽善の愛”で地球を救えるわけがなく、本当に自然や野生動物そして地球環境の保全に熱心なのは、一部のNGOの人たちのみという悲しい現実である。 浜省はこれに対して憤りを感じ、そして嘆いているであろう。 そういった視点でロックに乗せた80年代の浜省の曲を聞くと、実感が湧くとともに、時代を担う世間の(本当に現在の地球を危惧している)30,40代の背 に重くのしかかるのであろう。 自分のことで精一杯であるわが身を感じると、実に情けない。 |
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