
| ♪もう終わりだね 君が小さくみえる・・・。 なんと哀しい歌詞であろうか。言わずと知れた1979年のオフコースのヒット曲「さよなら」の冒頭である。 79年と言えば、ヒット曲が満載であった。 レコード大賞の”魅せられて”に始まり、”Yougn Man(YMCA)”、”銀河鉄道999”、”おもいで酒”、”いとしのエ リー”、”関白宣言”。んー、大ヒット曲がない昨今に比べて、なんと贅沢な年であったことか。 (余談ではあるが、この頃テレビでは、「噂の刑事 トミーとマツ」、田宮版「白い巨塔」が放映され、映画では、石坂金田一の「病院坂の首くくりの家」が公開されていた。) そんな懐かしい時代・・・。 70年代のオフコースの曲はどうしてもフォーク色が濃く、小田ソロの曲をよく聞いている身としては、少し聞くに耐えない感がある。しかし、80年代は一転 して”ニューミュージック”と呼ばれるジャンルに入り、サウンドも現代風となってきている。(とは言うものの、やはり80年代独 特の香りではあるが。) 自分が10、20代の頃は、オフコースの曲は70年代、80年代の懐かしい香りがするものの、世にあるラブソングとは一線を画し、高尚な歌詞とサウンドが起因しているためか近づきがたく、曲のエッセンスを理解するのは非常に難しいと思っていた。 また、頑なな小田氏の職人魂が込められた一徹なサウンドは独特のオーラに包まれていた、と言っても過言ではない。ボーカルの透明度が、さらにそれを深めていたのかもしれない。 しかし、ソロになってサウンドに限らず歌詞も応援歌というか、前向きに生きようとする人を元気づけるようなものも垣間見られ、音楽と言うものは時が経つにつれ変化・多様化することを強く感じさせてくれる。 曲というものは、作った本人の人生観が反映され、その縮図である、と言われるゆえんであるのか。。。 ”Yes-Yes-Yes”、”愛を止めないで”、”Yes-No”、 ”さよなら”などは、現在の小田氏のステージでもよく演奏される。これらは往年のヒットソングであり、これらを聞いて青春時代を 過ごした同世代に贈るものであろう。 82年、シングル”Yes-Yes-Yes”をリリースし、5人のオフコースがピリオドを打つ。そして、4人に。 小田:ボーカル&キーボード、大間:ドラム、清水:ベース、松尾:ギター。 ”転調”と”シンコペーション”という独特のリズムを駆使し、常に時代をリードしてきたオフコース。 イントロからサビ直前はマイナー調、しかし一転して、サビではメジャー調に転調する”さよなら”、”Yes-Yes-Yes”。 最後まで聞かないとわからない、このドラマティックな展開。 以下、曲への個人的なコメント(一部、70年代の曲を含む)。 その2へ続く。 <EZ>
|