
| 食べ物に限らず、どんなモノにも”賞味期限”、”旬”というものがある。 9月のスイカ、10月リリースのTUBEのアルバム、11月のカキ氷、12月26日のクリスマスケーキ etc・・・。これらは、既に賞味期限を過ぎ、誰も振り向かない。 だから、その年に採れた、活魚のような新鮮な夏ソングをゲットすることが大切であった。 2000年頃になると、過去の夏ソングへの依存を避け、ほぼその年にリリースされた曲で占められるようになった。と言っても、メンバーはそれほど変わらないか。 「Sea Breeze'00」
テクノロジーの進歩により、今ではカセットで音楽を聞くことはほとんどなくなった。 10代の頃、レコードに針を落としカセットに録音していた。が、今ではCDをPCのハードにコピーし、それをポータブルプレイヤーに転送するという、メディアを演奏なしに録音できる時代である。曲順もいつでも変えることができる。 カセット時代は、A面が終わり、カセットをひっくり返して(オートリバース機能で、これも不要な動作となったが)B面へ進む。この何十秒間かの時間もいい意味で小休止となり、雰囲気を変える貴重な時間であった。 しかし、あの頃、時間をかけて作ったテープはやはり何年経っても捨てることができず、今でも飽きることなく聞ける。 デジタル化の波に押され、アナログ媒体は近い将来、地球温暖化の影響による北極グマと同じく、絶滅の危機にさらされるかもしれない。便利な世の中になった分、”何か大切なもの”が失われていくような気がしてならない。 今年の夏、念願のiPodを購入した。これで、'90〜'01まで作り続けた"Sea Breeze"シリーズをデジタル版で再現しようかと思ったが、断念した。 マイ・ライブラリーに入っている曲はいつでも再現できるが、手持ちでない”8cmシングルCD”の曲があり、今となっては手に入らないものがあることがわかったからである。これもテクノロジーの”ツケ”と言えよう。 ”夏”は、男女の出会いと別れが一番絵になる季節である。 日常から隔絶された避暑地・リゾートでの出会い、短くも美しく燃える恋心。”夏”の魔力に踊らされた男女が、自分でも驚くような恋の深みに無意識にはまっていく。まるで魔法をかけられたかのように・・・。 とにかく、いつまでも夏を忘れない”オトナ”でいたい。 自称”夏バカ”である筆者の、飽くなきまでの”爽やかな夏ソングの追求”は、今後も続くこととなる。 以上 |