食べ物に限らず、どんなモノにも”賞味期限”、”旬”というものがある。
9月のスイカ、10月リリースのTUBEのアルバム、11月のカキ氷、12月26日のクリスマスケーキ etc・・・。これらは、既に賞味期限を過ぎ、誰も振り向かない。
だから、その年に採れた、活魚のような新鮮な夏ソングをゲットすることが大切であった。
2000年頃になると、過去の夏ソングへの依存を避け、ほぼその年にリリースされた曲で占められるようになった。と言っても、メンバーはそれほど変わらないか。


「Sea Breeze'00」

A面
1. Juvenileのテーマ('00) 山下達郎
2. 20th Anniversary ('00) 松田聖子
3. Hotel Pacific('00) サザンオールスターズ
4. Surf Break Highway('00) 杏里
5. Season In The Sun (TUBEest  Version)('00) TUBE
6. Age of Blue  〜夏、1979〜('00) 杉山清貴
 
B面
1. 明日の風('00) 山崎まさよし
2. 夏休み('00) 角松敏生
3. Touch Me In Paradise ('00) 杏里
4. Just One('99) DEEN
5. 今夜だけきっと( Remix Version)('00) スターダスト・レビュー
6. TSUNAMI('00) サザンオールスターズ


 テクノロジーの進歩により、今ではカセットで音楽を聞くことはほとんどなくなった。
10代の頃、レコードに針を落としカセットに録音していた。が、今ではCDをPCのハードにコピーし、それをポータブルプレイヤーに転送するという、メディアを演奏なしに録音できる時代である。曲順もいつでも変えることができる。
カセット時代は、A面が終わり、カセットをひっくり返して(オートリバース機能で、これも不要な動作となったが)B面へ進む。この何十秒間かの時間もいい意味で小休止となり、雰囲気を変える貴重な時間であった。
しかし、あの頃、時間をかけて作ったテープはやはり何年経っても捨てることができず、今でも飽きることなく聞ける。

 デジタル化の波に押され、アナログ媒体は近い将来、地球温暖化の影響による北極グマと同じく、絶滅の危機にさらされるかもしれない。便利な世の中になった分、”何か大切なもの”が失われていくような気がしてならない。
今年の夏、念願のiPodを購入した。これで、'90〜'01まで作り続けた"Sea Breeze"シリーズをデジタル版で再現しようかと思ったが、断念した。
マイ・ライブラリーに入っている曲はいつでも再現できるが、手持ちでない”8cmシングルCD”の曲があり、今となっては手に入らないものがあることがわかったからである。これもテクノロジーの”ツケ”と言えよう。

 ”夏”は、男女の出会いと別れが一番絵になる季節である。
日常から隔絶された避暑地・リゾートでの出会い、短くも美しく燃える恋心。”夏”の魔力に踊らされた男女が、自分でも驚くような恋の深みに無意識にはまっていく。まるで魔法をかけられたかのように・・・。
とにかく、いつまでも夏を忘れない”オトナ”でいたい。
自称”夏バカ”である筆者の、飽くなきまでの”爽やかな夏ソングの追求”は、今後も続くこととなる。

以上



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