12.ごめんよ僕が馬鹿だった

 ”サザン的ポップス”の典型作品。しかし、この人、本当に歌詞に横文字を入れるの好きな人ね。
 曲の方は、典型的な恋下手男のことを歌っている。男って馬鹿だから夢見ちゃうのさ。過去に同じパターンで失敗して、”今回こそ本気”と意気込んだらこの恋も空回り。同じことの繰り返し、学習能力なし・・・。
 PDCA(サイクル:Plan→Do→Check→Action)なんて、理屈でわかってもなかなか実施できないもの。なぜなら、本能がそれを制御不能にするからか?
そうなのよ、恋っていうのは、喉もと過ぎれば熱さを忘れちゃうものなの。

 ”もう恋なんてしない”と誓っても、本心では恋への強固なポリシーは変えられない、だって”それでも恋は素敵 ”なんだもの。失恋したって”涙を虹に”。でも後悔してます、”ごめんよ僕が馬鹿だった” と。


13.ロックンロール・スーパーマン

「ロックンロール・スーパーマン」ってハチャメチャなタイトル、初め笑っちゃったけど、これって桑田氏自身のことの様。
 ギターのイントロから、またまたストリングスとの素敵な共演。ハートせつなく涙あふれて・・・。すべてに対して自信がなくなったときに歌う、桑田氏自身への応援歌か?
 毎日毎日(特にレコーディングやツアー期間中は)、我々ファンが想像できないようなプレッシャーと戦っているのは確かだと思う。しかし、困難に遭遇した ときにはすべてをリセットして深呼吸し、リラックスした雰囲気で再度24時間戦った結果、今日我々へ届けてくれる秀逸の作品群が完成されるのであろう。そ の姿はやはり、”ロックンロール・スーパーマン”という名にふさわしく思う。
 ゆえに、負けそうになったら”おまじない”はいつも”I am a ロックンロール・スーパーマン”!


14.八月の詩(セレナード)

 9月、10月の湘南海岸の曲が多い中、久しぶりに真夏のポップなナンバー。
ひまわりで彩られる8月、そして澄み切った青空。聞いた瞬間に感じた、フィル・スペクターの「Be My Baby」だと。「Be My Baby」は、浜田省吾が過去にアルバム「青空の扉」でカバーしていたので、曲の受け入れ態勢はバッチリ。桑田氏も、アメリカン・ポップが音楽ルーツなの である。ビーチボーイズ風なバックのコーラスが素敵だし、桑田氏の奥さんのハモリも、サザンの曲の魅力の1つ。
 真夏の澄み切った青空と真っ白な砂浜とのコントラスト、海辺のテラスで夏の夕日をバックに口づけ。真夏の太陽のエネルギーはお肌には少々きついが、真夏の恋の光合成、恋の誘惑の連鎖。これらには必須のアイテム。

 メロディーは当然だが、やはり歌詞はリスナーへのメッセージとして、非常に大事だと思い知らされた1曲である。歌詞を聞くと、8月の風物詩が頭に浮か び、夏のそれぞれの1シーンがクリアーに想像される。”8月の青さを永遠にこの手の中に”、と思いつつ、毎年毎年さらっと8月が 過ぎ去ってしまう。この想いは、夏を愛する人なら誰もが経験する。
 この無常さを癒してくれるのは、やっぱり、この人とTUBEぐらいなのであろう。

To be continued



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