杏里の80年代の夏ナンバーを新録した80年代限定ベストアルバム「Surf City 〜 Coool Breeze〜」が2013年7月10日発売された。
“80年代の杏里”は大好きで、何年経ってもアルバム「Timely」、「Coool」、「Bi・Ki・Ni」の角松3部作は夏の必須アイテム。時代の先端をいくAOR&DISCOサウンドで、ひときわ華やかでクールな夏を演出してくれた。
今回の企画は私のようなエイティーズLoverにはたまらない。どの曲も何百回と聞いた曲であり、コーラスや楽器の音・メロディの筋書きが頭に完璧にインプットされている。それほど聞き込んだナンバーが並ぶ。
どの曲も、2013年時点でライブで演奏されるならこんな感じ、というアレンジになっている。オリジナルのグルーブを保ちつつ、かつちょっと大人のテイストが吹き込まれている。
またオリジナルに対して本アレンジは、左スピーカーからのギターカッティングと、ベース音が強調されて、渋い出来上がり。

80年代のオリジナル、つまり角松アレンジに80年代の杏里ボーカルが噛み合えば、これに勝てるものはない!
バブルを予見させた派手なアレンジ・メリハリが効いてパンチ力あり瑞々しくて透明感のある20代の杏里のボーカルと対峙して、少し落ち着いた大人の雰囲気で勝負した本作品はアラフィフの等身大の杏里だ。
このアルバムを80年代の夏を取り戻すための起爆剤として楽しむ40代が多いのではないか。80年代のリズム感を再現することはいまさら不可能なのはわかっているのでそこは一歩譲ったとして、本アルバムはこの猛暑の夏に、忘れかけたあの清涼感と開放感に満ちた空間と時間を呼び戻してくれる。
歌い手と聞き手はお互い年をとったが、年を重ねた分だけ伝える側と受け取る側の心と精神も成熟し、互いに再び惹かれ合ういい関係を構築してくれる、そんなアルバムである。

杏里自身35年目の夏。
これを新たな出発点として“夏のお姉様”健在を、アベノミクスで湧く今の時代にもっともっとアピールしてほしい。

以上


〜主な収録曲〜
気ままにREFLECTION('84)
悲しみがとまらない('83)
Good Bye Boogie Dance('83)
WINDY SUMMER('83)
最後のサーフホリデー('88)
Surf City('83)
YOU ARE NOT ALONE('83)
I CAN'T EVER CHANGE YOUR LOVE FOR ME('84)
SUMMER CANDLES('88)




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